認知症は、何も対策をとらずそのままにしておくと
どんどん症状が悪化しますが、
薬の服用など早期に対策をとれば
ある程度進行を抑えることができます。
しかし
現在は良い薬も開発されているとはいえ、
あまりに症状が進んでからでは手遅れです。
どんな病気でも早期発見、早期治療が大切。
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認知症を早期発見するために
“認知症テスト”がありますが、
簡単便利で利用範囲の広い
“TDAS認知症テスト”を見てみましょう。
“TDAS”とは、
タッチパネル式認知機能評価法のことです。
ポンポンと画面を指でさわって、
聞かれた質問に答えるだけという簡便さ。
● 最初に桜、梅、電車など3つの言葉を声に出して覚えてもらうのは
長谷川式認知症テストと同じですね。
↓
● 次に月日、曜日、年を聞きます。
↓
● 見本の絵と同じ絵を、5つの中から選びます。
↓
● 立方体を模写します。
↓
● 最初に覚えた言葉を3つ選びます。
このTDAS検査は、全問で3分から5分程度の簡単なもので、
誰でも気軽にできそうですね。
長谷川式認知症テストの方がより細やかに判断できますが、
病院での医師による診察ですので、抵抗を感じる人もいます。
答えられなくてプライドが傷つき、
怒ってしまう人もいるでしょう。
でも相手がコンピューターだと、
構えることなく正直に答えられるという利点があります。
このTDASタッチパネル式を利用したシステムで
認知症対策を行なっている自治体もあります。
10分ほどの訓練で進行を抑える「もの忘れ対策トレーニング」
を組み込んでいるところもあります。
将来の認知症患者の増大に備えて
薬やシステム機器の開発は着実に進んでいます。
“TDAS認知症テスト”の利用は今のところ
一部の医療機関や福祉施設に限られています。
これから普及がすすんで
全国の自治体や医療・介護施設などで
簡単に利用できるようになるかもしれません。
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